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執筆者の写真harmonycollege

ポニーエクスプレスonline No.50~ぱっかでのある1日~

ぱっかスタッフのやまゆうです。ぱっかで子どもたちの見守りに参加せてもらってはや1年。スタッフといえどただのお母ちゃん。学生時代していた勉強は農業土木。前職は事務職。親子共々、空山と森のようちえんで育ててもらった私の直感は正しかったという自信だけ。色んな失敗で迷惑かけながらの1年でした。40半ばでの失敗の連続は20代での失敗とは違って落ち込むけれど、毎朝、子供たちに会いたくて、、、本当にぱっかの子どもたちはキラキラしているし、元気をもらえるのです。


先日の子供たちの間でのやり取り。3歳児の話です。


AくんとBくんがビニール袋で、水を何度もくみに行きながら、砂場横のキッチンでお料理ごっご。とっても楽しそう。そこへCくんがやってきて、そのビニール袋が欲しくなる衝動に。なぜだかは分からないのですが、いつも2人と仲良しな彼が袋を力ずくでひっぱるので2人ともびっくり。Aくんは言葉で訴えます。「自分のとっておいで」「これは僕の大事なのだから」いつも、Cくんとごっこ遊びで楽しむBくんも「だめだよ」「やめてよ」と悲しそうに訴えます。近くで見ていたDくんは「僕の袋あげるからやめてよ」と伝えて引き離すのに駆けつけます。3人がかりでCくんを振りほどきます。でもCくんは収まりがつかない。みんな怒るよりも辛い顔。

我慢強く、トラブルになるならゆずって諦めるAくんが泣き出しました。争いごとが嫌いな彼がこの1年でケンカで泣いたことは初めてです。それにも戸惑う子供達。

「悲しくなった子はこちらにおいで」と砂場のへりに腰かけたら、みんなやってきました。

Cくんも。

でも座る3人に、にじりよりどうなるかなと。そしたらBくんがCくんに笑って見せました。上手に言葉にできないけど、彼の大好きだよの気持ちかなと感じました。そしたら、みんなが笑い出しました。

ごめんなさいも、どうしてそんなことしたんだよとか、そんなの何にもない。みんなが気持ちよい。それが何よりの解決。



それは見守る子育てをさせてもらっているからこそできること。時にはスタッフが介入しなければならないいさかいもあるので、そのタイミングを考えながら…理解してくださる保護者さんもありがたいですし、だからこそ信じて待つという育ちをさせてもらうことができます。




大人になるとなかなか失敗なんてできない。それぞれ責任があるので当然のこと。だからこそ、子供のうちにたくさんの失敗してほしいです。できる子でなくていいと思っています。そして、自分にたくさん自信持って、失敗する勇気も、失敗しても大丈夫っていう心と共に巣だってもらえたらなと願います。


日々、元気をもらいながら勉強する毎日です。


ぼくじょうようちえんぱっかスタッフ 山田裕(やまゆう)





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