今回のポニーエクスプレスonlineは、この4月から毎日開催しているフリースクール事業(まなび~馬)のスタッフ杉山梨沙さんをご紹介します!
はじめまして。まなび~馬でスタッフをしています、杉山梨沙です。
私の子どもは、2年ほど不登校になった期間があります。今も、全日行っているわけではありませんが、学校の先生やカウンセラー、家族、自分自身と相談しながらスケジュールを組んで学校に行ったり、まなび~馬へ行ったり、福祉施設を利用したりしています。
子どもが自分で決めたスケジュールは、すべて希望通りというわけではありませんが、学校の先生や、まなび~馬スタッフなど、大人から「これはできないけど、これならできるよ。」と選択肢を提示してもらったり、子どもからは「こうすれば参加できる。ここまでなら大丈夫。」と伝えたりすることで活動範囲がぐんと広がりました。
私は医療従事者の資格を保有していますが、医療では、子どものメンタルヘルスケアや特性に対する支援は、医療だけでなく家庭や教育、福祉などが連携し、ともに協力しながら支えていく必要があると考えています。しかし、実際のところ差異を感じることもあります。
そのため、子どもに関わってくださる全ての方と何度も何度も対話を重ね、ともに試行錯誤を繰り返してきました。
また、保護者や当事者同士がつながる場がなく、情報も十分に得られない中、孤立し、悩みは深まるばかりで、家族を含めたケアも不足していると感じていました。
そこで、鳥取市内のクリニックの皆さんにご協力いただいて、クリニック内に親子で参加できるサークル「どんぐりきっず」を立ち上げました。活動から1年経ったところで、みんなの居場所「ぽっと」に場所を移し、まなび~馬の一環として活動を続けています。
とはいえ、私に誰かを救える力や、大きな変革をもたらす力があるとは思っていません。子どものすることに腹を立てることもしょっちゅうです。失敗するかもしれない、うまくいかないかもしれない。それでも、社会を構成する一人の大人として、親として、せめて自分にできることはやったと伝えられる自分でありたい、自分の子どもにだけでなく、すべての子どもたちにそうありたいと思っています。そんな思いから、まなび~馬へスタッフとして参加させていただいています。
「どんぐりきっず」も「まなび~馬」も上手くいっていることばかりではありません。スタッフ同士、涙したこともあります。でも、今が未来へ続くと信じて、目の前にあることに一つ一つ丁寧に取り組んでいきたいと思います。
まなび~馬スタッフ 杉山梨沙
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